【収録曲】
通常盤 (CDのみ)
¥3,300(税込)
※スリーブケース仕様
ご購入者先着特典
2021年12月8日(水)発売 橋本絵莉子『日記を燃やして』(SLRL-10074)を対象店舗にてご予約(ご購入)頂くと、下記の先着特典をプレゼントいたします。
※いずれの特典もなくなり次第終了となります
【対象店舗限定特典】
◆タワーレコードオンライン・タワーレコード全店
12/9(木)開催『配信トークイベントご視聴権』
※こちらは予約期間が2021年10月17日(日) 12:00 ~ 2021年11月30日(火) 23:59までとなります。
◆TSUTAYAオンラインショッピング
『スクエア缶バッジ』
※TSUTAYA RECORDS店頭(一部店舗除く) でご予約・ご購入いただいた場合、特典:ステッカーの付与となります。
※TSUTAYAオンラインショッピングの店頭受け取りでのご注文もスクエア缶バッジの対象となります。
◆楽天ブックス
『ポストカード』
◆セブンネットショッピング
『3つ折りカレンダー』
◆Amazon.co.jp
『メガジャケ』
◆その他店舗
『ステッカー』
※対象店舗は後日発表となります。
豪華盤 (CD+グッズ付き)
¥12,000(税込)
※ROCKET-EXPRESSにて数量限定販売
セット内容
★“特製橋本ボックス”に収め、“特製日記帳風呂敷”に包んでお届け。
※橋本の日記(『ぷらいば誌1』、『ぷらいば誌2』から抜粋・修正したものに加え新たな日記も収録)と、『日記を燃やして』特設サイト掲載のインタビュー完全版を収録した冊子
【豪華盤セット】
恒岡章
Drums
橋本絵莉子。人懐っこいメロディーの素晴らしさはもちろんだが、何気ない日常を、ユーモラスに、はたまた時には儚い真理を平熱で綴った歌詞。
ん~自分が参加している作品なのでもうこれ以上は…ね、やめておきましょう。だはは。
あ!歌声もね!各曲についてはきっと本人からの言葉があることでしょう。
とにかく制作期間の楽しかったこと、楽しかったこと。ようやくのアルバムリリースおめでとう。
えっちゃん!とってもいいね!!!
曽根巧
Guitars
日記を燃やして、完成おめでとう。
出会った頃のこととか、長く会わなかった間のこと。
制作の時のえっちゃんが楽しそうだったこととか、それを見守るスタッフの人たちがうれしそうだったこと。
言いたいことがあふれてこぼれてキリがありません。
世の中みんな我慢ばっかりのコロナ禍で、僕にはこんな宝物が出来ました。えっちゃん、ありがとね。
村田シゲ
Bass
橋本さん、アルバム発売おめでとう。
共通の友人は居るものの、正式にお話ししたのは2020年1月、「あ、そ、か」録音リハーサル。恒岡さんと3人だけの空間で、久しぶりの音楽活動どんな感じ?と聞くと、「まだわからないんです」といった正直な返答が強く印象に残っています。
その時は1曲のみの制作だったので、「また歌ったらいいのに」という無責任な願望と、「いやこの人は嘘をつかないだろう」という穏やかな絶望を勝手に受け取り、次の再会はちょうど1年後のアルバム制作。
曽根さんを加えた4人の時間には、圧倒的な希望が流れてましたね!なんて上手い事言いたいんですが、ただただ笑ってたような気がします。
また一緒に演奏する日を楽しみにしています。
——チャットモンチーの完結から3年が経つんですね。
橋本:はい、意外と早かったです。
——ソロ活動をしようというのは完結を決めたときから考えていらしたんですか。
橋本:いいえ、完結後のことはまったく決めていなくて。決めずに終わったっていう感じでしたね、あのときは。先のことはあんまり決めないでいてみようと思っていたところもあったし。
——意図的に考えずにおこう、と?
橋本:そうですね、意図的でもあるし、考えられなかったっていうのもあるし……両方かな。
——では、ぼちぼち動こうかなと思い始めたきっかけは?
橋本:2018年に完結したあと、年が明けた頃に「ホームページを作ろう」と思ったんですよ。そういう“自分の何か”を作ろうと思い始めたのが2019年の年明け前後あたりで。完結後、「歌唱をお願いできませんか」とか「曲を作ってください」とか、いくつかお仕事の依頼をいただいたりもしたんですけど、「こういうことをやりました」ってちゃんとお知らせできる場がないってことに気づいたんです。当時はまだSNSもやってなかったし、たまに日記を書いてたぐらいで、自分からお知らせしたりとかほとんどしていなくて。そうか、そういう場がないと告知もできんのやなって気づいて、じゃあ作ろうとなったんです。でも、ただ作るだけだったら面白くないから、最近作った曲のデモを録って、そこで発表したりもしてみようとか、ホームページを作るとなってから、どんどんアイデアが出てきた感じでした。
——面白いですね。ある意味、ホームページがソロの出発点みたいな。それまでの間、曲作りはされていたんですか。
橋本:曲は作っていました。でも、どこで発表するわけでもなく、思いつくまま気の向くまま、別にレコーディングもせんでいいし、ライブもせんでいいっていう状態でただ作っていたという感じでしたね。
——誰かに聴かれたいとか、届けたいとか、そういう感情も……?
橋本:一切なく作ってました、そのときは。
——そういう場合、創作意欲って何が源泉になるんでしょうか。
橋本:「できた!」っていう瞬間がいちばんうれしいんですよ。聴いてもらうにしても聴かせないにしても、そこから先のことはそこからっていう感じで(笑)。純粋に「できた!」っていう喜びが最初にある。
——自分のなかから衝き動かされるままに作る、みたいな。
橋本:そうです。なんだろう、絵を描くみたいな感じなのかな。
——昔からずっと?
橋本:そうだったのかもしれないです。でも、何にも予定してないっていう状態で曲を作ることがもうずいぶんなかったから、あんまり覚えてないですけど、始まりはそうだったのかも。
——詞先なのは変わりませんか。
橋本:はい、もう全部詞からです。
——そういう状態で作るのは純粋に楽しいんでしょうね。
橋本:楽しいです、すごい秘密の作業みたいな(笑)。自分しか知らない状態だから、コソコソしてる感じ(笑)。
——でも変な話、絵莉子さんにとって音楽は職業でもあるじゃないですか。音楽で食べていくという意識に変化はありましたか。
橋本:音楽が職業みたいな意識は完結したあとに一回、なくなりました。何の予定もないっていうのはそういう状況なのかなって。
——その状況に対して違和感や不安は?
橋本:どうだろう……でも、いろいろ調べたら、職業っていっぱいあるなって思ったんですよ。もちろん、そう簡単にできるものではないってわかっているんですけど、でも職業と音楽が絶対セットでなくちゃならないっていうふうには思わないというか。音楽以外にも働く術は何かしらあるんじゃないかなって。
——究極、音楽は趣味でもいい、と。
橋本:そうですね、趣味にもなるなと思いました。でも、やっぱり前にバンドをやってたっていう肩書きみたいなものはどうしてもあるから、そう考えたら、趣味にしたとしても立場的にはゼロではないし……なんだか不思議な感じでした、その頃は。
——ちょっと穿ったことを伺いますが、“元チャットモンチー”みたいな見られ方はされたくないなとか、そういう気持ちはあったのでしょうか。
橋本:いいえ、全然! むしろ私もついに“元”が付くようになったかと思って(笑)。“元”が付いていることによるメリットやデメリット、そういう名前にまつわることに関してはすごく客観的に考えていた気がします。たまにちょっと複雑なときはありますけど。
——それは“橋本絵莉子”として見てほしいという気持ちに由来するものだったりするんですかね。
橋本:だと思っていたんですけど……橋本絵莉子として見てもらうためには「私はこういう者です」っていう、それこそ名詞代わりになるような音源やCDがないとダメだな、まだ自分はそこまで行けてないなって思っている部分もあって。そういうのも含めて、今回のアルバムに向かっていったんです。
——アルバム制作への意欲がより具体化したのは、いつ頃ですか。
橋本:曲が溜まってきて、もうそろそろ作れるかもねってなったのが2020年の頭ぐらいでした。実はこのインタビューに臨むにあたってアルバムに入ってる曲がいつ作られのたかを調べておいたんですよ。そしたら2018年から今年、2021年までに作った曲がわりと満遍なく入っていて。
——ちなみにいちばん最初に作った曲はどれでした?
橋本:確か「かえれない」と「特別な関係」ですね。この2曲は2018年に作ってます。「fall of the leaf」も歌詞を書き始めたのは2018年の秋くらいだったんですよ。で、2019年に「あ、そ、か」と「ワンオブゼム」を作って。
——「あ、そ、か」は今年6月に全国公開された映画『海辺の金魚』の主題歌にも起用されていますが、オファーを受けて作られた曲なんですか。
橋本:いえ、2019年にもともと作っていた曲を映画用に少し直して使ってもらったという感じですね。そのあと2020年に「ロゼメタリック時代」と「タンデム」と「前日」、2021年に「脱走」を作って、いちばん新しいのが「今日がインフィニティ」です。
——「今日がインフィニティ」、めちゃくちゃかっこいい曲ですよね。絵莉子さんの血がたぎりまくっているのを感じます。
橋本:これはレコーディング中に作った曲なんです。今回、サポートをお願いしたメンバーの方たちと一緒にレコーディングしていて、とにかく楽しかったんですよ。この曲をひと言で表すなら“バンドは楽しい"(笑)。
——なるほど(笑)。そう、今回のアルバムを聴いて特徴的だなと思ったのはバンドサウンドで。バンドで演奏するというのも今作のテーマのひとつだったりするんでしょうか。
橋本:最初はほんとに意識せずに作ってたんですけど、曲を並べてみたらほとんどがバンドサウンドだったんですね。
——つまり絵莉子さんが作った時点でバンドサウンドを想定した曲になっていた。
橋本:そうです。
インタビュー・テキスト:本間夕子
★このインタビューの続きは、【豪華盤】に付属される『ぷらいば誌3』にインタビュー完全版として収録されます。
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